2013年6月27日木曜日

Friends of b-flower + Livingstone Daisy発足


この度、Friends of b-flower Livingstone Daisy(通称ムクドリの会)というb-flowerLivingstone Daisyを後方支援する応援団にてお手伝いをすることになりました。

そしてその活動の一環としてFacebookページが立ち上がりましたので、皆さんに見て頂ければなあと思う次第です。


"Friends of b-flowerLivingstone Daisy"について 

Official Fan Page of J-indiepop bands B-flower and Livingstone Daisy b-flowerLDの八野英史公認応援団、通称ムクドリの会です。

説明 

b-flowerというのは80年代半ばに京都で結成されたバンドです。中心メンバーはボーカル、ギターとソングライターでもある八野英史。その彼の作る音楽を今でもこころの中で大切にしている数人のブロガー、DJ、ファンジンライターや元インディレーベルオーナーが声を掛け合い、10年あまりのブランク後細々と活動を再開した八野英史を強力に応援すべく、20134月にムクドリの会は生まれました。ムクドリの会では、まずファンジン(have a good) Tea Timeと共同制作の機関誌を発行予定。このページでも現在過去の情報や画像を多数アップ、b-flowerLivingtone Daisy、八野英史の音楽活動を応援していきます。90年代にイギリスのインディシーンにも足跡を残しているb-flower、昔からの強者bファンだけでなく、英米欧のネオアコ/ギタポ/インディポップのファンの方にも再発見してもらえる魅力に溢れていると思います。ムクドリの会ではファンクラブ形態はとりませんが、いいねしていただく形でのファンのみなさんの参加をお待ちしています。みなさんのコメントなどもどしどしお寄せください!
Friends of b-flowerLivingstone Daisy Facebookより)

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アケシン(以下ア)「...というわけでb-flowerLivingstone Daisyの応援団ができた...と。」
Hitachi80(以下ヒ)「しかもこれb-flowerLDの中心メンバーの八野英史氏公認なんだよね?」
ア「そうなんだよ。すごいよね。そこで自分もお手伝いする事になって、正直なところ、今俺は猛烈に震えている」
ヒ「感動で?」
ア「いや、びびっているだけ」
ヒ「びびるなよ」
ア「いや、b-flowerって80年代後半から90年代初期に活動していて、一般受けしていたとはいい難いけど、それでもネオアコから始まって当時のUKロックとかを吸収し続けて作品をリリースしてきたバンドでさ。しかも音楽性が作品毎にかなり大胆に変わっていく中で、完成度はまったく落ちてなくてさ。そんな彼らに惹かれた根強いファンがしっかりと今もいるんだよ」
ヒ「もともと私設ファンクラブを立ち上げていた方もいたものね」
ア「うん。ただ、今回の応援団...通称ムクドリの会はファンクラブとはちょっと意味合いが違って基本的には固定のメンバーで活動するんだけどさ」
ヒ「ほお」
ア「まず、そのメンバーで今行っているのはb&LDの情報や、このムクドリの会の活動等を発信していくFacebookページの立ち上げ&更新と、ネオアコ系ファンジンの(have a good) Tea Timeさんと連動する形でのフリーペーパー的な機関誌の発行と」
ヒ「で、b-flower及びLivingstone Daisyの後方支援をすると」
ア「うん。で、応援団に参加されている方がそれぞれ、レーベルを運営されていた方だったり、フリーペーパー等を作られている方、しっかりした文章力と適切な批評感をもってblog等で情報発信されている方やDJをしている方もいて、一筋縄じゃいかない方々が集まっているんだよ」
ヒ「"b-flowerLivingstone Daisy"というバンドを基にして、それだけの方々が集まっているのなら、鬼に金棒というか怖いものなしじゃない?」
ア「鬼に金棒というか、小沢に小山田って感じかな」
ヒ「それは単純にフリッパーズ・ギターだろ」
ア「いや、小山田に小沢が正しいかな?」
ヒ「君、どちらかといえば小山田派だもんね」
ア「っていうか、そんな方々に混じって自分が何ができるかを考えると、それはそれは震えざるをえないわけだよ」
ヒ「でも、君だって昔にフリーペーパーも作っていたし、今でもblogもやってるし、DJイベントを運営してるじゃない?」
ア「うん」
ヒ「貢献できる事はあるんじゃないの?」
ア「でもさ、それぞれ自分以上のノウハウやスキルを持たれている方がいるわけだからさ。俺の知識とか技術なんてのはほら小手先レベルのものだし、なんといっても俺、不器用貧乏だから」
ヒ「自慢するな、そんなこと」
ア「だってさ、俺、今回ご一緒する元タ○レコバイヤーブロガーさんのblogを最初AIR絡みで知って読んでたんだけどね。もう俺は書くことないわって心底思っちゃったんだよ。で、b-flower10数年ぶりの配信シングル"つまらない大人になってしまった"リリースの時も、Livingstone Daisyのアルバムリリースの時も、その他の事について書かれているブログ記事も、彼が綴る文章にどんなときも脱帽しちゃってたんだよ。槙原敬之だよ。どぉなっちゃってんだよ」
ヒ「知らないよ」
ア「ぜひ君も彼のブログを読んでみるとよいよ→http://ameblo.jp/flower-of-pear/
ヒ「で、自分以上に優れて面白い内容で形にできる人がいるわけだから、自分が書く必要はない、と」
ア「うん。因みにね、彼のb-flower記事を読む前に、自分が書こうかなって思ってたライナーのタイトルは"つまらない大人になってしまった、と唄えることはなんてかっこいいんだろう"っていうんだよ」
ヒ「ちょっ、じゃ書けよ」
ア「いや、でも自分が書こうと思ってたことのほとんどはその方のブログですでに書かれていたから。っていうか俺、そのブロガーさんのファンだから」
ヒ「そんな告白はいらないよ。頬を赤く染めるな、気持ち悪い」
ア「yeah!
ヒ「そういえば君、b-flowerを聴いて音楽というかバンドも諦めたっていってたよね」
ア「いや、音楽とかバンドを始める契機って、"楽器に興味を持ったから"とか"家庭が音楽一家で自然に..."とかいろいろあるじゃない?」
ヒ「"学校の皆の注目を浴びたくて"とか"モテたくて"とか?」
ア「うん。で、そういった理由のひとつとして、"好きなミュージシャンに憧れて"ってのもあるよね」
ヒ「好きなギタリストの弾き方を真似して腕振り回したりしながら、ジャーンとか言ったりして」
ア「そう」
ヒ「ビジュアル系バンドに憧れてメイクをしたり、髪を逆立ててみたり」
ア「そう。でね。自分は10代後半から20代にかけてフリッパーズ・ギターからネオアコと呼ばれるたくさんの音楽をざくざく掘り下げていったわけだけどさ」
ヒ「うん。ベレー帽かぶったりしてたよね」
ア「その中でb-flowerを知り、毎日のように彼らの音楽を聴き続けて、歌詞カードを何度も読み直したりし続けたわけだよ」
ヒ「ミルクたっぷりのコーヒーと、スウィートなケーキを食べながら?」
ア「下北沢とか渋谷のオサレカフェで「カプチーノをひとつ」とかいいながら、ね。で、八野さんのような情感に満ちた深く美しい歌詞を書けるシンガーソングライターがいて、他にも60'sフレーバーたっぷりのポップソングを作れるオカベさんもいるそんな奇跡的なバンドが存在することを、彼らの音楽を聴いてその都度痛感するわけだ」
ヒ「うん」
ア「そしたら、そんな奇跡的なバンドがすでにいるわけだから、もう俺がバンドをやる必要はないだろう、と思うわけだよ。あまりに崇高すぎる存在は、逆に絶望をも与えるわけだよ。だからそういった意味でいえば、b-flowerは俺を奈落の底に突き落としたバンドともいえる。にくい」
ヒ「その「あんな美人さんを好きになったって、こんな不細工な僕じゃ見向きもしてくれないよ」的な卑屈で言い訳満載の理論武装は止めてもらえるかな」
ア「b-flowerが存在しなければ、俺は今、音楽を続けていたかもしれない。アルバムの一枚や二枚はそれなりにロキノン系リスナーに愛されるバンドになっていたかもしれない」
ヒ「っていうか、君はそもそも楽器もバンドもやったことなんかないじゃないか」
ア「......
ヒ「......
ア「......
ヒ「......
ア「......
ヒ「なんか喋れよ」
ア「ごめん。今、沈黙の響きに耳を傾けていたよ。っていうか沈黙の響きってどんな響きなんだろう...(*1)」
ヒ「深いよね、八野さんの綴る言葉って」
ア「"美しいメロディーは 老獪な闇の罠さ"とかヤられたね(*2)」
ヒ「"爪弾くつたないギター 世界を変えろ"ってフレーズはグッとくるね(*3)」
ア「"悲しみと痛みのパスタ"ってどんな味なんだろう(*4)」
イ「一度食べてみたい気はするね」
ア「まあ、そんなわけで、バンドに絶望し、音楽ブロガーとしての自分にも絶望し、己の能力の限界を知って絶望の絶望の淵をひたすら歩き続けていたら、杉並区の成田東という場所にたどり着いたわけだよ」
ヒ「家から歩いてもせいぜい40〜50分のところじゃないか」
ア「実質的な時間は関係ない。気持ち的にはほんとにひたすら歩き続けていたんだよ、俺は」
ヒ「巷ではそれを散歩というんだよ」
ア「ぼくは散歩と雑学がすきだった(by 小西康陽)」
ヒ「認めたな」
ア「で、とにかく俺は阿佐ヶ谷住宅というところにたどり着いた」
ヒ「団地好きや廃墟マニアに人気の高い場所だよね」
ア「そう。でね、その阿佐ヶ谷住宅というのは前川國男建築設計事務所が関わった傾斜屋根型のテラスハウス式の建物が建築好きの人たちから評価が高いんだけど老朽化が酷くて。まあ、昭和30年代に建てられたものだからね。で、マンションへの立て替え計画が進んでいたんだ。ただその計画内容に関して周辺住民に方々との折り合いとかがうまく進んでなくて、大半の人はもう住宅から出ていたんだけど、5年以上その状態が続いていたんで廃墟化してたんだよ」
ヒ「廃墟マニアの間では"明るい廃墟"とか呼ばれてたよね」
ア「うん。ただ、廃墟といっても、元々の阿佐ヶ谷住宅のコンセプトのひとつに"コモン"と呼ばれるものがあって、まあ個人のスペースともパブリックな場所とも言い切れない緑地スペースをその集合住宅の中でいかに共有するか、みたいなことなんだけど」
ヒ「これ、団地対談だっけ?」
ア「そのコモンと呼ばれる場所を中心として緑がとにかく豊かなんだよ。で、その自然の豊かさと朽ち果てて取り壊し寸前の建物とのコントラストがとにかく印象的で、なんとも言葉にし難い空気感に満ちあふれた場所なんだよ」
ヒ「はいはい」
ア「で、その阿佐ヶ谷住宅の敷地内を歩いていた時に、ふっと脳内に流れてきたのがLivingstone Daisy"この悲しい世界"だったんだ」
ヒ「ああ、ようやく話が戻ってきた」
ア「でね、とにかく手にしていたiPhone5で動画と写真を撮りまくったんだよ。そして脳内では"この悲しい世界"だけでなく、Livingstone Daisyのデビューアルバム"33minutes before the light"が流れはじめた...」
ヒ「ていうかiPodでそれ聴きながら歩いていたよね」
ア「で、その時頭に浮かんだのは、八野さんがPVを考えていて""PVを撮られた方を探してるんだけど、見つかってなさそうということだった」
ヒ「ああ、ブログやfacebookページで情報を求めていたよね」
ア「そう。それでその次にふと思ったのは、PVとまで行かなくても曲に映像をつけた動画を編集したものをYoutube等にアップすれば、まだ彼らの曲を知らない人たちが耳にする機会の増加につながるんじゃないかな、ってことだった」
ヒ「そういえば、条件付きでSeeds Recordsからリリースする楽曲の2次使用の許可もしてたよね」
ア「そう。あのアナウンスは結構でかかったな。で、それが今年の2月末から3月頃で、天気予報では雪が降るっていってた時で」
ヒ「うん」
ア「で、ちょうど仕事絡みでカメラ用の三脚を買ったばかりということもあり」
ヒ「うん」
ア「雪のシーンが歌われるLivingstone Daisy1st配信シングル"どこにも行けないでいる"を雪の日の早朝に撮りにいくことにしたんだ。やっぱり1stシングルから順にPV...っていうか動画あるといいじゃん」
ヒ「ほお。あれ、でも"どこにも行けないでいる"の動画ってアップしてないよね」
ア「うん。あれは2月末だったかな? 4時位から雨と雪が混じりながら降る中、撮影にいったんだけど、暗すぎて""として全然撮れなかったんだよね」
ヒ「あんなにずぶ濡れで凍えながら帰ってきたのに?」
ア「うん、それは正に"なんにも撮れないでいる"って感じだった」
ヒ「笑えない...
ア「そんなわけで"どこにも行けないでいる"動画はひとまず諦めて、最初に阿佐ヶ谷住宅に訪れた時に自分の脳内に流れた"この悲しい世界"であらためて動画を編集することにした」
ヒ「あの阿佐ヶ谷住宅内をひたすらうろうろしている画が続く動画ね」
ア「そう。別に阿佐ヶ谷住宅が取り壊されるとかその風景が失われることが"哀しい"って単純なことじゃなくてね。さっきもいったけど、数十年の歴史を感じさせる味わい深い建築物が終わりを遂げようとしているのと、人の気配を感じさせない建物と同居している豊かな緑や生き物達との空気感と、"この悲しい世界"の持つ空気感が自分の中で自然にリンクしたのをまとめられたらな、と思って」
ヒ「完成度とかはあまり気にしてない、と」
ア「そもそもが映像作成なんてしたことがないからね。専門学校の時、映像関係のゼミに入ってたけど、特に身についた技術なんてなかったし。あとは家内のバンドのライブ映像に文字入れしたり、いらない画をカットする位しか映像編集もしたことないよ。ズブの素人が完成度の高いものなんか最初から作れるはずもない」
ヒ「その後撮った"遠い空、夢の涯"の動画は?」
ア「そっちは、またしても阿佐ヶ谷住宅で"遠い空、夢の涯"を聴いて自分が感じたイメージとすり合わせて撮ったものを編集したんだけど...
ヒ「だけど...?
ア「ちょっと真面目に作ろうとしすぎちゃったのと、意図していた形と実際できあがった映像にズレが生じてしまったかなあ、と。あと手ぶれ感を出さない方がよかったかな。動画をアップしてから、かなり反省点が出てきてしまった。いやあ映像って難しい」
ヒ「でも、そんな動画二つもよくアップしたね。しかも八野さんに直接メッセージまで送って」
ア「そうそう、怖いもの知らずだよね。でも、Livingstone Daisy"33minutes before the light"というアルバムがリリースされたにも関わらず、その素晴らしさがどうにも世間に伝わらなさすぎ、って事にちょっと苛立ちみたいなものを感じてたのかもしれない。あとは動画の画自体はそんなに押しつけがましい物ではないから、Youtubeとかにアップすればなにはともあれ曲を聴いてもらえる環境づくりのひとつにはなるんじゃなかろうか、と」
ヒ「最初にびびってる、とか言ってたわりにはなんかアツいスね」
ア「ナイーブな微熱を力に何かと闘い始めたのかな(*5)」
ヒ「おいw」
ア「いや、俺、普段無口で周りの人たちには"エアリー"って呼ばれてたりするけど、沈黙の中にも響きありっってことでね」
ヒ「また"この悲しい世界で 沈黙の響きを聴く"ですか」
ア「まあ、自分にできる事とできない事はあるけど、ムクドリの会はそれぞれいろんな面で長けている方々が集まっているからさ。せっかく心に茨を持つ中年達と、心の野にリラの花を守る女性方がb-flowerが縁で結集したわけで。これは、これから面白いことになると思うよ。今、俺は猛烈に震えている(*6)」
ヒ「びびって...
ア「いやいや、感動でだよ。そんなの決まってるじゃないか」
ヒ「静かにして、なにもしないなんてないってことだね(*7)」
ア「天使のチェインソーを振り回してやるぜ。ぶんぶんってな。ウハハ(*8)」
ヒ「静かに皆さんが舟を出すのを見守るとしますよ、僕は...(*9)」

*1 "沈黙の響き" 
Livingstone Daisy"この悲しい世界"の歌詞に出てくるフレーズ。下の動画参照の事
*2"美しいメロディーは 老獪な闇の罠さ
Livingstone Daisy"NOCTURNE"の歌詞に出てくるフレーズ
*3"爪弾くつたないギター 世界を変えろ"
Livingstone Daisy"この悲しい世界"動画参照の事
*4"悲しみと痛みのパスタ"
Livingstone Daisy"June Song"の歌詞に出てくるフレーズ
*5ナイーブな微熱を力に何かと闘い始めたのかな
b-flower"リラの咲く日々"を聴いてください
*6心に茨を持つ中年達と、心の野にリラの花を守る女性方
The Smiths"The Boy With The Thorn In His Side"とb-flower"リラの咲く日々"を聴いてください
*7静かにして、なにもしないなんてないってことだね
b-flower"Stay Still"を聴いてください
*8 天使のチェインソーを振り回してやるぜ
b-flower"天使のチェインソー"を聴いてください
*9 静かに皆さんが舟を出すのを見守るとしますよ
b-flower"舟"を聴いてください





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