2014年12月13日土曜日

今週の音楽(2014.12.13)


*CHOCOLAT / henry(2001)
ここ1・2年は2012年にリリースされたベスト盤『NO REGRETS』とchocolat&akito作品を聴く機会が多かったので久々にCHOCOLAT名義のオリジナル作品をCD棚から出して聴く。このアルバムは作曲陣が自分が好きな面子が揃い踏み。片寄明人氏や神田朋樹氏の曲はもちろんAndyChase(IVY)の曲がたまらなく好き。

*A CRAZE / WEARING YOUR JUMPER(1996)
例えばAZTEC CAMERA「WALK OUT TO WINTER」などを聴くと冬を実感するけど、個人的にはこのA CRAZE「WEARING YOUR JUMPER」も同じような想いに無性に駆られる曲。収録曲の中でよくDJで回すのは「dub,but not mute」だけど。

*Bill Pritchard / Three months,three weeks & two days.(1989)
自分のお金で初めて買った洋楽のアルバムがこのアルバム。物憂げな文学青年が手を頭に当てているジャケットに何かを感じて買ったのを今でも覚えている。サウンドはジャケットから感じ取れるままのネオ・アコースティックサウンド。時折CD棚から取り出しては聴いている作品。

*PLASTIC GIRL IN CLOSET / eye cue rew see(2014)
12/6に新作のツアーファイナルワンマンを迎えたプラガ。このライブ中は撮影クルーとして会場最前列でiPhone6を持ってお手伝いするという特別な体験もさせて頂いた。また、この日のライブレポをとあるフリー誌用に書く都合もあって、あらためて聴き直している次第。多分9月からトータルで100回以上は通してこのアルバム聴いているけど、未だ聴き飽きないキラーアルバムです。そういえばアルバムリリース時のロングインタビューも担当させて頂いたのであった。まだチェックされていない方はぜひ→こちら

V.A. / LONDON PAVILION Volume One〈el 1986〉(1986)
個人的にネオ・アコースティック物は冬、ギターポップ物は春に聴いていることが多い。例年、12月にネオ・アコースティック物として一番聴いているのは多分prefab sprout『"JORDAN:THE COMEBACK"』なのだけれど、その次に聴いているのがこのコンピのような気が。収録されているTHE KING OF LUXEMBOURG「Valleri」とかはよくDJイベントで回していたなあ。

2014年12月5日金曜日

今週の音楽(2014.12.05)


*HOLLAND-DOZIER-HOLLAND / The Picture Never Change(1992)
もともと90年代の前期ぐらいまでは所謂ソウル・ミュージックがまったくといっていいほど相容れなかった記憶がある。ソウル・ミュージックで歌われる大きな意味での"LOVE"とかピンとこない、とか当時呟いていた気がする。だけど、このアメリカのソングライター /プロデューサーチームの作品を聴いてガラリと変わった。別に自分の本質的な考え方が変わった、とかじゃないけど、とにかく曲がいいんだもの。trattoriaが再発した絡みもあって、結構ミュージックツリー的に掘り下げていったなあ、当時。お金がどんどんなくなっていったのもよく覚えている(笑)

*The Fin. / Days with uncertainty(2014)
リリースされたので即買い。よく彼らについて触れる時にUSインディ云々って語られることがあるけど、個人的にはあまりその辺は気にして彼らのことを聴いていないかも。彼らやそれ以外にもYkiki BeatとかGABAなど去年〜今年出てきた日本の若手バンドは、もはや洋楽とか邦楽とか線引きしないで楽しめるレベルで気持ちよく音を鳴らせていると思ってる。そういった意味で今年日本のインディシーンってかなり面白かったと思うな、For Tracy hydeなどの台頭も含めて。

*PLASTICZOOMS / SECRET POSTCARD(2014)
彼ら史上もっともポップにカラフルに振り切れたミニアルバム。ネオアコや80's POP色が随分と強くなってるけど、活動初期にはカジ君のイベントにも出てたりしてその素養はもともと豊かなバンドだから、好感をもって聴いてます。音はかなりシンプルになってるから聴いてて、ある意味スリリングなところはあるけれど。

*BEN WATT / HENDRA(2014)
11/27の渋谷クアトロでのライブの余韻が未だ冷めやらず、あらためてアルバムを聴き直している日々。音楽としての表層的な意味でいえば1st『north marine drive』とは年月を経たこともあってか変わった面もあるアルバムだけど、根底に流れている部分はむしろ変わっていない気がして、その透徹感にちょっと感動に近い感情を覚えている。感涙しそうな気分は、ライブ当日前座だったGREAT3の片寄氏が「BEN WATTの前座でベンザ(便座)です」なんてMCをしてくれたので、すっかり消えたけど。

*TRACY THORN / Tinsel and Lights(2012)
BEN WATTを聴いていたから、というわけでもないけど、TRACY THORNのアルバムもCD棚から引っ張りだしてリピートする日々。このアルバムものすごく好きなんだけど、クリスマスをテーマにしているアルバムなので、この時期でないとなかなか聴き心地がよくない。そういった意味ですごくヤキモキする作品。