2014年1月17日金曜日

YUKIHIRO TAKAHASHI & METAFIVE / TECHNO RECITAL


六本木EX THEATERにて高橋幸宏&METAFIVE(小山田圭吾 / 砂原良徳 / TOWA TEI / ゴンドウトモヒコ / LEO今井) のライブ「TECHNO RECITAL」を観る。仕事の都合もあり、当日券で入場した訳だが、B3Fプレミアムゾーン(スタンディングゾーン)だったこともあり、すんなりとほぼ最前列に移動して幸宏氏と小山田氏とTOWA TEI氏をじっくりと観れる位置でライブを満喫することができた(客層がそれなりにアダルティということもあってか、人と人の間のスペースに余裕がちゃんとあるのです)。

演奏時間こそ90分とややコンパクトだったものの演奏された全15曲、幸宏氏を筆頭としてその他の5人が観どころ聴きどころをしっかりとパフォーマンスで魅せてくれたこともあり、ひと言でいうと"とても満足いくテクノショー"であった(当時のニューウェーブというよりは"今のテクノ"色が強かったかな)。

自分は幸宏氏が東芝EMI在籍時(作品でいうと「EGO」)からリアルタイムで聴き始めたリスナーで、幸宏氏のソロに関していえばYMOを中心とした先鋭的な部分というよりは、侘び寂びと痛みを含んだ大人のポップソング的部分に最初にグッとキてしまった人種なので(因みに当時高校生だったわけだが…)、今回のような自分が大好きなメンバーがそろい踏みで、初期の楽曲中心のセットリストでその音楽を確認しつつ、目と体と心に吸収することができてホントによかったなあ、と心の底から笑えるくらいにそのように思った次第。

というか、そういう中期リスナーすら興奮するくらい、1曲目の「CUE」2曲目の「Ballet」って心憎い曲のセレクト具合なんだと思う(因みにオープニングはpupaの「META」であった)。そして昨年リリースした「LIFE ANEW」が初期からの幸宏氏リスナーにしてみると賛否分かれそうなテクノ色は薄めの作品だったこともあるから、その辺も補完する意味でこの一夜は意味あるものでもあるのかなあ、と思ってみたり。

しかし、小山田氏のギターや、まりんのシンセベースの手弾き、ゴンドウ氏の心に染み入ってくるホーンはホントに満喫できたなあ。あとLEO今井氏の色気のあるヴォーカルも思っていた以上に良かった(何気に声が幸宏氏系譜かも、と思ったり)。

あとはTOWA TEI&幸宏氏による生「Radio」から「Radioactivist」の流れも最高だったなあ。唯一ほんの少しの心残りといえば、幸宏氏のドラムをもう少し体感したかったことぐらい。

それと開演前に自分が好きなミュージシャン方を次々と目撃できたのも面白かったね。とにかく最高な音楽に包まれた一夜でした。


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