2014年1月12日日曜日

2013 My Best Album


1.Livingstone Daisy / 33 Minutes Before The Light
2.Blood Orange / Cupid Deluxe
3.Rhye / Woman
4.Veronica Falls / Waiting For Something To Happen
5.高橋幸宏 / LIFE ANEW
6.瀧見憲司 / XMIX03
7.Daft Punk / Random Access Memories
8.Sugiurumn / May The House Of Be With You
9.Taffy / Lixiviate
10.藤原ヒロシ / manners

その時々の気分で細かい順位が入れ替わるのは間違いないのですが、個人的な2013年の1位だけは断トツでLivingstone Daisyで確定。元々自分がb-flowerが好きだとかそういうのは抜きにして、アルバム通してのトータル感や個々の曲のバラエティの豊かさ、曲毎に表情を変える表現力豊かな八野氏のヴォーカルスタイルや美しく深度に満ちた歌詞等々、単純にもっと音楽好きな皆さんに聴かれるべき音楽だと思ってます(その上での様々な評価はあると思いますが)。

2,3位も昨年本当によく聴いたアルバム。2に関しては高樹千佳子さんがご本人のblog上で昨年の洋楽ベストでピックアップされてましたが「ジャケはぜんぜんかっこよくないんですけど笑」と語られていたのが個人的には割とショックだったりもしました(個人的には最高なジャケと思ってましたので笑)。

4位はインディーポップ系譜のモノでは昨年最も聴いたアルバム。音自体は前作よりポップになって間口が広がって聴きやすくなりつつ、根底にはひんやりとしたモノが相変わらず流れているようで最高でした。5位の幸宏氏のアルバムは昔から氏を好きな人にとっては賛否分かれるサウンドなのでしょうが、まずはあれだけのベテランアーティストがこれだけ風通しの良いアルバムを作れることに感動(それでいて、70年代頃の"曲はいいんだけれど、売れなかったアメリカのロック"のような曲を集めたアルバムをリリースするというコンセプトは微妙に捻れてたりする)。

6〜10位もその時々で入れ替わる位よく聴いたアルバム。8位スギウラムは参加アーティストの面子が最高すぎました。9位のtaffyは個人的なおつきあいも長いですが、NMEなどのイギリスの音楽プレスだけでなくようやく日本でも徐々に認知度があがってきているようで心底喜ばしい限り。10位の藤原ヒロシは多分苦笑いされる方も多いと思いますが、近年ポップアルバムで「コレっ」と思ったモノが本当に少なかった自分にとっては聴き応えのあるアルバムでした。サウンド的には打ち込み主体でチルウェイブなども吸収しつつも、氏のヴォーカルが容易に聴き手をチルさせてくれないというあたりも心憎いです。初めて氏がしっかりと取り組んだ歌詞も、巧さに長けてるわけではないけど、視点や言葉選びが面白かったなあ。

11.Washed Out / Paracosm
12.The Laundries / Natalie
13.Churches / The Bones Of What You Believe
14.Prefab Sprout / Crimson/Red
15.Milosh / Jetlag
16.細海魚 / とこしえ
17.Sleigh Bells / Bitter Rivals
18.Sulk / Graceless
19.cruyff in the bedroom / Jesus Cruyff Super Star(トリビュート2枚+ベスト1枚)
20.Plastic Girl In Closet / A.Y.A

11位のWashed Outは夏にヘビロテした大好きなアルバムでしたが、音的に秋から冬はちょっとしっくりこなくて惜しくもベスト10漏れ。12位ランドリーズもベスト10に入れていい位何度も聴いて、その音楽から伝わってくる某(ネオアコ魂!?)に気分が高揚した好作でした。

13〜16位は基本的に自分が好きな音楽系譜に沿った作品といったところ。15位のMiloshは3位に挙げたRhyeのヴォーカリスト。音的にはこちらの方が個人的好みに沿ってるとは思いますが、リリースが冬だったので聴き込みが少なかったのがこの順位の理由かも。

17位のSleigh Bellsは昨年聴いた中でアッパーな作品の中では上位といえると思います。ファッション性やメンバーのキャラクターなども含めてトレンド性も高く面白いユニットだなあと思っているところ。

19位のクライフはオリジナルアルバムがリリースされればもっと上位は確定というところです。でもキャリアの長さを超えた様々なバンドがカバーするクライフの各曲もまた表情が違って聴き応えがありました。20位のプラガは個人的にアルバムリリース時のツアーレポを書かせてもらったりと、思い入れがまた一段と深くなった作品でした。

21.Franz Ferdinand / Right Thought,Right Words,Right Action
22.Sad Day For Puppets / Come Closer
23.The Strypes / Snapshot
24.Primal Scream / More Light
25.My Bloody Valentine / MBV
26.The Pastels / Slow Summits
27.History of Apple Pie / Out of View
28.Chelsea Light Moving / Chelsea Light Moving
29.Spiral Life / Further Along -20th Anniversary Mix-
30.Phoenix / Bankrupt!

21位以降は割と中堅〜ベテランバンドの作品が多いセレクトに。23位のThe Strypesは音的にはまったく新しいと思わなかったのにそれでも高揚させてくれるという"ロック感"を携えたいいアルバムでした。30位のPhoenixは個人的には今回はしっくりコないアルバムでした。曲自体は好きな曲もあったけど、多分アレンジが苦手だったのがその理由のひとつだと思ってます。

・Boyish / Everything You Say
・Sloppy Joe / Once And For All
・Cayucas / Big Foot
・Give Me Wallets / Breathless
・For Tracy Hyde / All About Ivy
・Dolphingull / Dolphin or Seagull

あとは上に挙げた作品は個人的にミニアルバムやep扱いで、順位にはいれてないですがこれまたヘビロテして大好きだった作品たちです。中でもBoyishとメンバーが重複しているFor Tracy Hydeはシューゲイズや渋谷系、チルウェイブなどその雑食性とスピード感が聴いててホントに面白かったです。2014年はもっと活躍してほしいなあ、と心から思っている次第。

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