cruyff in the bedroomの「FUZZ ME!!!」レコ発イベントと連動した11月のSunday Monday、大盛況で終了。
高円寺HIGH及びamp cafeの出演者・スタッフの方々、及び遊びに来てくれた皆様お疲れさま&ありがとうございました。
amp cafeではレジデントDJのume-rockをはじめ、エガワヒロシさん・7eyes40daysのMiRO嬢、BRITISH PAVILIONの加藤くんにHI-5のオダくんがそれぞれのセンスと知識を感じさせる音楽をセレクトし、最高のロックミュージックとダンスミュージックを繋ぎ続けてくれました。
そして今回のイベントのハイライトであったライブ。
まずは、15年ぶりとなるソロアルバム「"F-A-R"」リリース後、最初となるライブを魅せてくれた沖野さん。
新作収録曲を中心に最後はvenus peterのカバーであっという間の30分。甘く気だるいアシッド感と上品なメロウ感の両方を携えた沖野さんの声が、古今東西のUKロックをベースにした楽曲と、シンプルで力強い歌詞へ"パワー"を与えている様は十二分に受け取ることができました。元々は沖野さん一人での弾き語り予定でしたが、前日に決まったギターのタカタさん、ベースの島田さん、カホンのミキヤさんをバックに従えてのカルテット編成での演奏も、バンド形態ならではの熱とリラックス感を同時に感じさせてくれて見どころの一つだったと思います。
そして94年にリリースしていた「Burning Bear!」をリマスターで再発した元コレクターズ小里さんのソロユニット・francisのライブ。
モンドとモッド、フレンチミュージックから渋谷系、果てはエレクトロビートまで縦横無尽に七変化を繰り返すサウンドトラックにまずは脱帽。そこに色気と渋さを内包した小里さんのローボイスと、それに相反するようなダイナミックでセクシー&ストレンジな振り付け。時にはバックトラックに合わせてベースをぐいぐいと鳴らす。曲と曲の間には、アルコールを口にし、燐寸を擦り、煙草を燻らせる。そして、最後に音楽を心底好きな大人の照れを交えたMCをトッピングされれば、僕たちは「小里誠=francisの奇妙で不思議な音楽世界」をただただ堪能しているってわけ。いやホント、このライブは一度実際に生で体感してほしい。
あと自分は今年1月以降、Sunday Mondayをお休みしていたのですが、最後のume-rockの時間に久々に回させてもらいました。
「あー、やっぱ大きい音で自分が好きな音楽を回すのって楽しいなー、気持ちいいなー」と身も蓋もないことを再確認。ume-rockとはBack to Backをしたのですが、彼がPrimal Sceam「ROCKS」を回し逃げしてブースからいつしかいなくなっていたので、最後は何曲か自分が続けてスピン。日本のインディ物とか直近のUK/USロックの音源も持って行っていたのだけど、クライフのライブ終了後にamp cafeに移動してくれたお客さんも多かったので、UKロック〜シューゲイズ物を中心にセレクト。
悔やまれるのは"往来自由"と謳っておきながら、自分自身は高円寺HIGHで行われたライブをほとんど観れなかったことぐらいで、とにかく最高に楽しい音楽の夜でした。またSunday Mondayで回したいな、とそんなことを繰り返し思いながら帰途についた一夜でした。